「え?なんか言った?聞こえなかった」



「あ、ううん、浮かれちゃってー!って言ったんだよ!」



本当にそうかなー?そんな感じじゃなかったけど…。


まぁいっか。




そんな話をしながら、電車や徒歩で移動すること40分。


あたしちは白浜高校の門の前にたどり着いた。


毎日徒歩20分の高校に向かうあたしにとって、電車にのって学校に行く、というのはすごく新鮮だった。


でも…毎日これはさすがにきついな。


陽菜も同じことを考えてたのか



「東城くん…頑張ってるんだね」



と言ってきた。