「あぁ、実はなんとなく分かってた。勿体ないことしたなー、こんな可愛い子のがしちゃうなんて(笑)」



なっ//



「か、可愛いって…///」



「だって本当の事だろー?幸せになれよ、桜庭。今度こそ本当にさよならだ」



さよならだ、なんてもう2度会えないみたいだけど…不思議と違和感はなかったんだ。



「うん。土井くんも…土井くんも幸せになってね」



「あぁ」



そう言ってニカッと笑い、彼は人ごみの中に消えていった。



(土井くんがあたしの事好きだったなんて…)