そう言って璃玖たちは、ここに来た理由を説明してくれた。



「あっうん。暇だし陽菜誘って行くよ。わざわざありがとう。璃玖と蓮…くん?」



「うん。その方がいいよ、呼び方。じゃーまた会おうね、梨子ちゃん。ばいばい」



「気をつけてこいよ?何かあったら連絡しろ。じゃーな」



そう言って2人は帰っていった。


部屋に戻り、早速陽菜にLINEを送る。


早く送らないと、陽菜に予定が入っちゃうからね。


するとすぐに既読がついて



“東城くんの学校の文化祭?行く行くー!!来週の土曜日だね?OK!楽しみにしてる♪”



と返ってきたので約束完了。


あたしは文化祭を想像し、期待に胸を膨らませていた。