「ばいばい、翔太。今日は一緒に帰れて楽しかった。ありがとうね」



帰っていく翔太の背中に向かって話しかける。


それに対して翔太は振り返らず、小さく右手をあげて帰っていった。



(やっぱりあたし…翔太が好きだなぁ)



それを実感させられた1日だった。