(俺があいつを…?好き…なのか?)
自分の想いに気付かされた俺は、どうしたらいいのか分からずソワソワしていた。
自分から恋なんてした事のない俺は、あいつの事を考えてドキドキしたり、りくって先輩の事を考えてムカムカしたり…
かなりらしくねぇ事をして1日を過ごした。
だけど…そんな甘ずっぱい気持ちとは裏腹に不安も募っていた。
あいつは…あのりく先輩ともう付き合ってんじゃねーのか?
…俺、気づくの遅すぎたんじゃねーのか…?
そんな事を考えながら俺はシューズを脱ぎ、靴に履き替え、門へと向かう。
門を出て家に向かって歩き出すと、前を歩いているあいつの姿を見つけた。



