キミが好き~ツンデレ男子の愛し方~



(…んだよ。あいつら両想いなんじゃねーか。…っくそ、むかつく)



とうとう我慢出来なくなった俺は体の向きを変え、遠回りになったが家に向かって歩き出した。


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そして今に至る、という訳だ。


なんであの光景を見ただけで俺がこんなにむかついてんのか、全く分からなかった。


俺はあいつに出会ってから…何か変なんだ。


少なくともあいつに出会う前の俺だったら、こんなことでいちいちむかつかねー。


そもそもあんな所で隠れたりしなかったはずだ。