そして-------- 高野凛ちゃん。 転入してきて 不安そうに見えたであろう私に 積極的に話しかけてくれて すごくうれしかった。 (凛ちゃん、いい子そうだったな~。 話してて楽しかった。) 「明日も、話しかけてくれるかな。」 私はその日 ウキウキしながら 明日の準備をした。 ふと ストラップを拾ってくれた あの男の子のことを 思い出した。 (あの男の子いい人だったなー。 同い年くらいだったし もしかして同じ学校の人かな?)