ですが王は口には出さずとも世継ぎの事を考えていました。


世継ぎの争いで血は見たくない。


青い月の国が血に染まる赤い月の国になるわけにはいかない。


王の中では望月王子を世継ぎと決めていました。


つまり…


姫が産まれる事を願っていたのでした。