────だけど。 望月くんに助けられた時に、安心したのは確かだから。 望月くんは他の人とは少し違うとわかったから。 ───俺が、その恐怖症治してやるよ。 ────まずは、そういう気持ちを持たないと始まらないよ。 逃げていても、仕方ない。 「よしっ。覚悟を決めろ、ゆうりっ!」 望月くんなら、大丈夫! 頑張って克服するぞ! キンコンカンコンキンコーンカンコーン 覚悟を決めたと同時に、午後の授業の始まりのチャイムがなった。