突然、目の前に男の子が現れて呼び止められた。
っ、と肩を強張らせながら
「なんでしょうか?」
と聞く。
男の子は、恥ずかしそうに
「俺と付き合ってください!」
と言った。
「ごめんなさい」
私は、即答で断る。
ごめんなさい。多分、私は誰とも付き合いません。ありえないと思います。
「じゃあ、これで失礼します」
反応のない男の子を置いて、踵を返して一歩踏み出そうとした時、
「待てよ。こっちが下手に出てるからってふざけんなよ」
腕を掴んで、引き寄せられる。
「ぁ、や、やめてくださっ!」
「やめるわけないじゃん、俺の告白、断っといてさ」

