浪士組に新入隊士が増え


恒例の宴


芹沢に君菊

近藤に深雪

土方に小楽がついた





芹沢と君菊は、楽しく酒を飲み

芹沢が先に帰ることに



君菊は、見送りをする為


宴の席を離れた




少しして、土方も席を離れた



土方が、中庭に君菊を見つける


「また、月に帰りたくなったのか?」


ニヤリと意地悪く言うと
君菊は、月を見たまま

「帰れるもんなら、帰りたいなぁ…」

「……」

「せやから、そないに黙られたら、こっちが困りますよって」

「帰らないでくれ」

「……酔ってはるの?
次のお客はんのとこに行きますので
また お会いしましょな」


手を伸ばし、眉間の皺を撫でる


「笑っといて、おくんなはれや?」



優しく微笑み、土方に背を向けた



丁度


次にいく店の番頭が君菊を迎えに来たとこだった