「ねぇ、ユウ」 「なあに?」 「好きだよ」 ───ねぇ神様、 もし奇跡がもうひとつだけ起こるなら、どうかこの告白が、私の最初で最後の告白になりますように── なんて、少し欲張りすぎかな? にゃー。 まるで返事をするように窓の外で雨が鳴いた。 君に奇跡を、世界に雨を END