ステージの上、先攻の対戦相手が七倉さんをdisる。



アイドルのくせにとか。金があって顔の良い奴のラップなんか心に響かないとか。



俺はこのバトルに命かけてんだ。遊びでやってるお前とは背負うものが違う。



お遊び気分なら帰れ。





リズムに乗り、韻を踏みつつ、七倉さんを攻める。



次は後攻の七倉さん。



マイクを持ち、言葉を紡ぐ。





命がけ?それで何を手に入れた。



アイドル。ヒップホップ。そんな垣根を飛び越えて、俺は世界中のファンを魅了する。



血と汗と涙で今の地位を手に入れた。



命がけなら、ここまで這い上がって来い。俺はいつだって逃げたりしない。