「高畑くん、おはよう!」 「おはよう」 高畑くんに挨拶をする貴音を横目で見ると、もう貴音の目は高畑くんにメロメロでハートになっていた。 「葵、この子?」 「そーそー、ペット」 私は、高畑くんに指を差されて「ペット」と言われる。 「ペットじゃないですっ!!」 「へー」 その高畑くんのお友達は何も聞いてない様子で私の顔をマジマジ見てそれだけ言った。