先生と、ひとつ屋根の下






「お疲れさま!」


「おう。お疲れ!」


「ははっ、吉町くん、おでこに凄い砂ついてるよ」


「さっき、顧問を胴上げしたときに、顧問の靴を顔面で受け止めたからだと思う」


「そんなことしてたの?!ほんと、面白いね、吉町くん」





砂はまだ落ちてないけど、



そろそろ教室戻らなきゃ……。




「吉町くん、まだここいる?私、もう教室に…」
「なあ。青木」





「うん?」





「俺……さ。
クラス替えした時から………おまえのこと、青木のこと気になってた」





「え、……ええ!!?」