「………そうだと…いいんですけど」



「ただ、担任とその生徒が結婚してるとは……しかも俺の受け持ってた部活のキャプテンがその年で結婚か」




「……はい。」





ミルクティーを飲み干して、

少し、落ち着くことができた。



先生はまだ、

治療室の中から出てこない。






「帰った方がいい、って私が言ったところで、君は帰らないだろ?」




「はい…。ずっと、そばにいます。」




「何か近くのコンビニで買ってくるよ。おにぎりでいいかな」





「あ…はい。すいません、ありがとうございます………」