「夫婦喧嘩したら、いつでもあたしに言ってね。栗原に必ず謝らせるから」 「はははっ…うん。分かった。 あのさあかり……」 「うん?」 「あのとき、ビシッて言ってくれてありがとう」 「あ、…うん。 でもさ、あれから、本当に人が変わったようにシュート入るし、他校の人が栞のこと噂してたよ。 あの高校の4番誰!?って」 「まさか…」 「ほんと。 だから、明日も頼みますよ、部長」 うん。頑張る。 1つでも多く勝てるように。 あかりはもう眠ってしまったようで、 この日は私も、早く眠れた。