「嫌だったら死ぬ気で公式覚えろ。 分かんなかったら何度でも聞いていいから。」 「はい。ありがとうございます。 じゃあ…ここなんですけど」 「ん?」 先生に質問したこと、そういえばなかったかも。 先生の手は、 骨ばってごつごつしてる。 全然気づかなかったけど。 先生、左利きなんだ。 「おい。聞いてんの?」 「あ、はい、すいませんっ」