「あかり!?どうしたの…!?」 左足首が大きく晴れている。 「相手のぶつかった衝撃で下手に転んで、恐らく骨折です」 骨折……!? 「ごめん栞……」 この試合で、 部員のみんなが動揺を押さえきれずに、 逆転されて、 試合終了。 医務室にいたあかりは、 私の胸の中で、大声で泣いて、 私も泣いた。