歩いて、先生がボールを取りに行って、 遠くからシュートを狙ってて。 ボールを投げた瞬間、 首もとが光って見えた。 ネックレス……? カーンって、ボールがゴールに当たって、私の方に跳ね返って。 「悪い」 近づいてくる先生の首もとに、 長いネックレス。 胸元に見えていたのは、 私とお揃いの指輪………。 「誕生日…おめでとうございます」 「ありがとう」 「……もう帰ります。 お疲れさまでした」