「栞ちゃんはこの部屋を使って」



「は、はい!」




ありえないくらい広いマンション。




「ほら雄太、いとこの栞ちゃんよ」



美弥子さんの子どもの雄太くんはまだ4歳で、


よろしくね、って手を差し出すと、




美弥子さんの後ろに隠れてしまった。




「ごめんなさいね、人見知り激しくて」





でも美弥子さん、私のお母さんより年上なのに、


凄く美人で、若く見える。


何歳なんだろう。




私のお母さんは…生きてたら37歳だから、




凄い、まさしく美魔女ってやつか………!






「荷物の片付け、手伝うわね」




「ありがとうございます」