「あれ。青木」



「あ、吉町くん…」


「顔真っ赤だけど……」
「な、…なんでもないよ…ははは…」




ちょっと……頭が真っ白になってるだけで………。




「あ、そうだ、青木。あのさ、」

「うん?」

「修学旅行の二日目、自由行動の時、一緒に回らない?」




「え…」
「えーー!!嘘!なになに!吉町くんが好きなのって…」
「わー!やめろよ角田!」


あかりの大声で、クラスの視線を集めてしまった…。




「へぇ~そうなんだ~。
モテモテ吉町くんがねぇ~。」


「モテモテじゃねぇし。
ってか、うるさいから静かにしろよ」


「はいはい。」