冷たくて優しい先輩






私が出るのを戸惑うと、「出なよ」と長浜先輩が言った。







「はい」




『今、どこ?春波が雨の中傘もささないでバス停のベンチにいたって友達が言ってたんだけど?本当?大丈夫か?』





「あ!大丈夫です!心配かけてすみません。あの…………」



長浜先輩と居るのをいうかどうか迷ったけど、やましいことなんて無いんだから言うべきだと思った。