組長はゆっくり口を開いて俺に言った




「お前はお前の兄貴をこれから守ればいい」




そしてまた俺の頭を撫でた




俺に組長は生きる理由を与えてくれた




そして「お前はこの世に必要だ」と言ってくれた




俺は組長の腕の中で今度は静かに泣いた