俺の心のもやもやがどんどん広がっていく




一か八か俺は遼にぃに声を掛けることにした




俺は遼にぃの所まで歩いた





『遼にぃ...お』





遥「!?...アナタッ」




俺が遼にぃに声をかけた途端遥って言う女が俺の言葉を遮った




そして腕を引っ張られた





遥「こっち来て」





そう言われて俺は木の陰に連れてかれた




しばらく沈黙が続いて先に口を開いたのは




遥かっていう女だった




遥「アナタは遼にぃと離れ離れになった妹さんね」




っなんで知ってんだ?





遥「何でって顔してるわね...それは私が頼んだからよ」





『なっ!?』





遥「何でって?遼にぃが欲しかったからよ!」





何を訳の分からないことを言ってんだ?この女は





じゃあ俺はこの女の我儘で遼にぃと引き離されたのか?




冗談じゃない!!




『なら!本当のことを遼にぃに話してくる!』




でもそんな事はこの女の言葉で消された