そばにあるもの





「なんで…ここにいるの………?」


『実杏に会いたかった。』


廉くんは訳のわからないことを言い出した。


だって、私会いたいと思ってたんだもん。


何を話せばいい?


今…告白のチャンスじゃない?


「廉くん…私ね…………」


私の言葉は廉くんによってさえぎられた。















『俺…………











実杏をずっと好きだった』






今…………廉くんが言ったことは本当?




私の聞き間違えじゃないよね…………?





『今から一緒に来てほしい』




「うんっ」





断る理由なんて見つからなかった。


廉くんに手を引かれるまま、


私たちは電車にのった。