恋時計。




「あ、そーだ。土日は私 洗濯係だから洗濯機まわしてくる!」




早くまわしてママが帰るまでに干しておかないと!




そう言ってベッドから降りたとき







「………………柊真?」







座ったまま目線を合わせない柊真に



腕を握られた。




力強く、 でも




どこか優しく───。