────────え? 最後の私を呼ぶ柊真の声が やけに耳に響いて、私は目を覚ます。 「心音!」 「………………」 このドアップの顔があるのは現実? 「心音 大丈夫か!?」 「…………………柊真!?」 30cmくらいの距離で険しい顔をする柊真。 あ……私 あのあと寝ちゃってたんだ。 柊真の私の両肩を掴む力が強い…てか痛い…。