恋時計。








「えっ……………」




柊真の家の前まで行くと




ドアノブに紙袋はかかったまま。





いつもなら、きっとメールの返事が来ないくらい

ちょっと不思議に思うくらいだろう。



このドアノブにかかったままの紙袋だって
気づいてないだけだって思うだろう。



でもなぜか今日は



すごく気になって仕方が無い。




部活に無断で遅れるなんて今までなかったし


メールの返事が来なかったのも、電源が切れてた時以来だし。