教室の入口で敬礼をして
笑顔を見せる彼を殴りたい気分。
「あんたKYにも程があんだろぉぉぉ!!」
「なっなんだよ!!痛てぇっつの!」
柊真の元へと走り、腹パンをした。
「あ、もしかして2人お取り込み中だった?あーわりぃなー」
絶対思ってないっしょ。
謝り方が軽すぎだコノヤロウ。
「おい柊真!今大事な話してたんだぞオラァー!!」
茶化すように教室の隅から拳をあげている直也。
「いや直也なんで俺の席座ってんだよ」
「ったく……今日のところは撤収だな!また改めて来るわ!じゃーなー!」
カバンを持ち 手を振って教室から出ていっちゃった。
相談……何だったんだろう…。

