恋時計。




「で?私に何か用?」



腕を組み、堂々とガニ股で座る直也。




「今日はな、お前に相談しに来た」




「え、直也からの相談とかしょうもなさそう」




「おいコラ。俺は本気なんだぞ!?」




直也の拳で頭をグリグリしてきた。




「痛いっつの!!分かった分かった、聞くわよ!」




「ん、よく聞け」




急に姿勢を変えて真剣な表情になった直也に


私までなぜか背筋が伸びた。