恋時計。





「さっき直也 教室まで来たよ?」




中庭のベンチに座り、お弁当を食べる私と
メロンパンをほおばる柊真。




「まじ?委員会の集まり無くなったんかな」




気にすることなく、パンを食べ続ける。



「あ。私飲み物買ってこようかな!すぐそこの体育館裏に自販機いっ...…」




「ん」




お財布を持って立ち上がった私に
まだ空いていない冷えたお茶を差し出してきた。




「……なに?」



「やるよ」




いや、それきっとさっき買ったばっかのお茶でしょ!?