恋時計。




「ちょっと………」



屋上から出たら、やっと足を止めてくれた。



「柊真?どう…………」



「わりぃ!」



「……え?」




さっきは何度呼んでも振り向いてさえくれなかったのに……


突然こっちを振り向いて
顔の前で両手を合わせる柊真。



山崎先輩と同じ動作なんだけど…。