恋時計。



「やっぱ覚えてないか~。1回、俺ら会ったことあるんだけどな」



困った顔をして首元を撫でる山崎先輩。



「え!!いつですか!?」



こんなイケメン忘れることはないと思うんだけど、全く記憶にない。



山崎先輩はゆっくりと距離を縮め

私の隣まで来て、目を合わせてきた。



「ほら、あの………」







────グイッ







「へ?」





誰かに手を握られて引っ張られた。