「てか私先生に呼ばれてないけど?」 「…柊真にも事情ってものがあるのよ鈍感」 どうして加奈が柊真を庇ったのかも 柊真が直也に嘘ついたのかも さっぱり分からない。 「心音、置いてくよ?」 「待ってよ加奈~」 勘の鈍い私はあまり考えない方がいいのかもね。 わたし達はお弁当箱を持って屋上へ向かった。