恋時計。






────キーンコーン ...…



4時間、空腹を耐え続けて
やっと迎えたお昼休み!!



「俺飲み物買って行くから2人先行ってて!」



そう言ってお財布を握りしめ
柊真は教室を出ていったけど…



「本気で屋上で食べるつもりなのね…あいつ」


と、加奈は呆れ顔を見せる。



「いつも部室で食べるから、前に屋上でお昼食べてみたいって言ってたからね」



「そりゃ仕方ない、行くか」



2人でお弁当を持って
席から立ち上がった時───






「柊真ーーー!昼だぞ飯だぞーーっ!!」





教室中に響き渡った直也の声。