失恋、

○○○○

松美 彼方

松美 これは大好きなおばあちゃんの名字


お母さんやお父さんは知らない。

可哀想

そんな言葉をかけてくる人に、特に嫌な気持ちは持たない。

あなたは私の人生の何を知って、
可哀想と思うのか。

不思議に思うだけだ。

この奏春高校に転入して、三ヶ月。

私の新しい生活は、それほど良いものではないが、悪くもない。

結局、何もない、が一番良いのだ。

そんな何もない私の生活を壊したのは、
思えば、あの人が最初だった。