「今日泊まってく?」
俺と松美は顔を見合わせた。
「いや〜、どうしよ」
「い…いいと思う」
「まじ!?」
凛が予想外な松美の発言に驚く。
「明日学校だけど…置き勉してあるし、着替えも制服あるし。オッケーじゃん」
俺と松美はお泊りが決定した。
「今日から俺んちが俺らの活動基地か…」
凛が暗くなった空を窓越しに眺めながら言った。
「いや、何の活動してんだよ俺ら」
「うん…いじめ撲滅?」
「正確には松美の、いじめ撲滅な」
「まぁ。そろそろ結着ついちゃうんじゃねぇーのってことでぇ」
「いや、こっからだ。
あいつらあんな大人数で攻めてきやがって、田中絵梨子とかいう女が主犯なのかしんねぇけど、とにかく大規模ないじめなわけだ。」
「なるほどねぇ。じゃあ、その田中絵梨子をどうにかしなきゃじゃね?」



