失恋、



2分ほどで、凛の家に着いた。

「そこ!右に曲がって、門入っちゃっていいから」

「はい。」

大きな鉄格子の門が開き、タクシーが中に入ると、門が閉まった。

その先はロータリー担っていて、
中央には大きな銅像と噴水がある。

ロータリーの先に道路があり、そこをゆっくり走る。周りは花畑、大きな木々、
小さな川など、大庭園だ。

「凛。どこだここは。」

眠っていた松美が起きた。

「あれ?ホテル…?」

松美も状況がわかっていないようだ。

「ここおれんち〜」

庭というには広すぎるこの土地、
前方に見えるのは凛の父が経営する会社の高いビルが見える。

「ネズミの国のようだ…」

確かに、さっきの厳重なセキュリティのついている門なら、バイクの集団も入れない。

「すげぇな、お前金持ちじゃん」

「フツーじゃねぇ?」

きききと笑うこいつが、今は羨ましい。