失恋、


「こんにちはー、誰かいますかー」

「誰だアレ」

「馬鹿!松美さんだよ」

凛が小声で言った

「おい今馬鹿って…」

「あ、気づかれた」

松美が壇上に目を向けた。

「あ、どうも…」
「ど、どうも…」
俺と凛の間抜けな声が響く。

「お、お邪魔しましたっ」

松美の慌てた声も響く。

「ああ!待って待って!」

「…はい」

「もしかして…松美も手伝い?」

少し松美の頭が縦に動いた。

「俺らもなんだけど、…やるか?」

「…そ、そうだったんだ、じゃあ…」


松美が階段を降りて壇上に上がった。