「もうみんな 授業始めるよ さぁ そんなしょうもない話は忘れてさっさと
授業授業 教科書62ページを開いて」

何事もなかったように授業が始まったかのように見えたが

山岡はおおきな声で言った

「なぁ先生 もう一度電話してくれよ 次に通話中だったらあきらめていいからさ
最後に一回だけ お願い」

「もういいよ どっかのしらない誰かさんにつながって 普通に間違い電話だった場合
失礼でしょ こんな遊びはやめましょう」

「先生 電話かけないと俺たち授業受けないよ」

「勝手にしなさい 授業受けないあんたたちが悪いんだから」


そこで山岡は言った
「なぁ塩田さん その話を校長先生や警察にもしてみようよ」

「校長先生なら聞いてくれるかもしれないし 信じてくれるかもしれないよ」

「何いってんのよ あんたたち 馬鹿ねぇ 誰も信じないわよ そんな話」

「じゃあもう一回電話かけてみろって 先生」

そこで再び教室に「か・け・ろ」コールが始まった

「あんたたち、やめなさい 他のクラスにも迷惑でしょ!」

そのあまりに大きいかけろコールに隣のクラスの先生がやってきた

「うるさいなぁ どうしたんですか 松本先生」

「西沢先生 聞いてくださいます? この子たち
211に電話しろってうるさいんです」

「211?」

「はい なんか最近この学年の生徒がよく亡くなっているのは
211という番号に電話をしたのが原因だって」

「なんなんだね 211って」

山岡はクラスにやってきた西沢先生に言った
「西沢先生 211にかけてください」