「みんな 今日は友達について語り合おう
そこでだ まず このクラスは 亡くなった加藤君のいたクラスだな
加藤君は学校でどんな生徒だったのか校長はあまり覚えていないので聞かせてもらいたい
加藤君と仲良くしてくれた生徒に順番に伺おうかな」

しかしみんな加藤と仲良くしていなかったので表情が曇った

そんな時 一人の生徒が口を開いた

「藤枝 お前、そういや加藤と一緒に帰ってたの見かけたんだけど
お前加藤と仲良かったんだろ?なんか喋れよ」

そう言ったのはクラスでリーダーシップをとる山岡だった

「あ・・・加藤君と一緒に帰ったのは一度だけです
えっと、そんなに仲良かったわけではないんですが ある話で少し盛り上がって・・」

そのとき 俺は あ・・・・!しまった・・!と思った

ある話とか余計なことをいってしまったと思ってしまった

あの211のことをここで言うようなことではないと思っていたので

動揺してしまったが すぐに校長先生が質問してきた

「ある話?」

「どんな話だい?先生ちょっと興味があるな 聞かせてくれ」

「あ・・・あの・・ちょっと信じられないような話だし
ちょっと怖い話なので あまり喋ろうとは思ってなかったんですが・・」

「なになに?怖い話?」

クラスのみんながやけに食いついてきた

そりゃそうだ よくよく考えてみれば普通は趣味の話や面白い話などを想像するのだが
まさかの怖い話ときたからクラス中が俺の方を見た

「実は 1ヶ月ちょっと前ぐらいに コンクリートの壁に書かれた奇妙な文章をみかけたんです」

「1ヶ月ちょっと前ってことは加藤がまだ生きてた頃だな・・・」

ぼそりと山岡が言った

「奇妙な文章?」

校長が言った

「その文章には
エミさんが困っています
話だけでも聞いてあげてください
TEL 211 と書かれていました」

クラスの3分の1ぐらいが笑った

「なんじゃそれ笑」
「211って笑」
「エミさん笑」
「話聞くって何!?笑」

「それでこの話を加藤くんにしたら
加藤君がそのコンクリートの壁を見たいっていうんで
一緒に学校の帰り 見に行ったんです」