また両親じゃないのであれば 第三者が寝ている加藤を襲ったということが見られるが
両親いわく 自宅にいたのは両親のみで なおかつ鍵もかけており
そもそも両親が同じ家で寝ているのにかかわらず第三者が侵入し
両親そっちのけで加藤のみを殺すなんて意味不明な行動をとるわけがないし
実現的に不可能だ

その後の話によると警察の入念な捜査でも 両親に過失などもなく
一時は両親が容疑者にかけられたのだがすぐに証拠もなく撤回された
人のうそを見抜く警視庁でも有名な刑事が 両親に詳しく事情聴取をしたが
両親の言っていることは真実であろうと解釈した

加藤が死んでから2週間・・・3週間・・・・4週間が経過した

加藤が死んではじめの頃は教室でも何度かその話題がでたり
不謹慎だと言って誰かが止めに入ったり なんだかんだあったが

もう誰も加藤のことを口にすることもなく 今までどおり
加藤が死ぬまえの平凡な学校生活を誰もがすごしていた

俺も心のどこかで気がかりな思いや加藤に対する無念はあったのだが
加藤と過ごした日々は考えてみればほとんどなく
加藤と過ごした唯一の思い出が壁に書かれていた奇妙な文章の謎ぐらいだった

そんなことを考えているとき 俺の脳裏にあってはならない最悪の出来事が思い浮かんだ




・・・・・・・・・もしかして 加藤は・・・


いや・・・そんなはずがない・・・


そんなはずが・・・