俺に溺れとけよ

部屋のベッドに座ると、紡は私を後ろに座り軽く抱きしめた。




「誕生日の事は気にしないでね。私が今回は水族館はやめようって言ったんだから」


私の誕生日に水族館に行く約束をしてたけど、紡の足の事を考えて今年は近場に遊びに行った。


映画を観たり普段は行かないおしゃれな所でランチしたりして、その日は紡とずっとに居たんだよね…

今年の誕生日もすごく幸せだったなぁ…






「あそこは俺にとっても思い出の場所だからな。早く行きたいよ」


私と紡は笑顔を向け合いそのままそっとキスをした。




そして月日は流れ紡の足が完治した頃…

学校は冬休みに入り受験生の私は全力で勉強に取り組んでいた。

紡と会う時間も減り、今までの人生で一番と言っていいくらい毎日勉強に励んだ。



冬休みが終わると、試験が始まり私はカチンコチンに緊張しながら志望校の試験に挑んだ。

あんなに自信がなかったのに、手応えがあり早く合格通知が来て欲しいと思った。










「紡ー!!!受かったよーー!!」