するとベットの上に置いていたスマホが鳴り、画面を見ると紡からの着信が来ている。
私は少しだけ間を置いた後で電話に出た。
「…もしもし?」
「あ、美海?今どこにいる?」
電話越しの紡の声はどこか慌しくて、落ち着きのない感じだった。
「い、家だけど…」
「本当か?じゃあ、ちょっと外出てみろ」
「え…」
不思議に思いながら紡に言われた通り外に出てみると、
いつの間にか雨は上がっていて雲の切れ間から所々太陽が差し込んでいた。
「そのまま海の方見てみ!」
雨でびしょびしょに濡れた地面を転ばないように歩き、
紡と電話しながら素直に指示に従ってそっと海の方に目を向けて見る…
「うわぁ…」
目の前に飛び込んで来たのは、
海の上にかかる綺麗な虹だった。
はっきりと虹色の七色が見えて、大きなアーチ状になっている…
「虹見えたか?」
「う、ん、うん!見えたよ!」
感動して泣きそうになる。
こんなに綺麗な虹を見たのは生まれて初めて。
「今健の家に涼といるんだけどさ…ちょうど見えたからお前にも見せたくって」
「そっか…」
私は少しだけ間を置いた後で電話に出た。
「…もしもし?」
「あ、美海?今どこにいる?」
電話越しの紡の声はどこか慌しくて、落ち着きのない感じだった。
「い、家だけど…」
「本当か?じゃあ、ちょっと外出てみろ」
「え…」
不思議に思いながら紡に言われた通り外に出てみると、
いつの間にか雨は上がっていて雲の切れ間から所々太陽が差し込んでいた。
「そのまま海の方見てみ!」
雨でびしょびしょに濡れた地面を転ばないように歩き、
紡と電話しながら素直に指示に従ってそっと海の方に目を向けて見る…
「うわぁ…」
目の前に飛び込んで来たのは、
海の上にかかる綺麗な虹だった。
はっきりと虹色の七色が見えて、大きなアーチ状になっている…
「虹見えたか?」
「う、ん、うん!見えたよ!」
感動して泣きそうになる。
こんなに綺麗な虹を見たのは生まれて初めて。
「今健の家に涼といるんだけどさ…ちょうど見えたからお前にも見せたくって」
「そっか…」



