「何で知ってんだよ!?」

「母さんから聞いてるしそれに今さっき会ったから」

「え?」


今さっきって…

あいつ来てたのか?

健と凪だけかと思ってたけど…





「お前の事心配してわざわざ俺を呼び出したんだよ。お前が何か悩んでるみたいだから話聞いて欲しいって健伝いに頼まれたわけ」

「…」


あいつ…俺が悩んでるって思ってたのか。

ちょっとした俺の変化に気づいてたんだな…





「何かあったのか?」

「別に…たいした事じゃないけど」

「もしかして土田君のことで?」


俺を真っ直ぐ見て言う務に、俺は飲んでいた缶ジュースの飲み口を口に付けながら眉をしかめる。