俺に溺れとけよ

ベットの横の窓から夜空を眺めながら、そんな事を思っていたらスマホが震えて陸からのLINEがまた来たようだ。




陸{近々そっちに遊びに行ってもいい?紗由美(さゆみ)も連れてくよ(^^♪





「はぁ!?」


そのメッセージを見てカバっと起き上がった私は、思わず声を上げてしまった。



遊びに行くって…なんでわざわざこんな田舎に!?意味分からないんだけどっ

しかも紗由美って…彼女も連れてくるなんて最悪…私あんまり話したことないしなぁ。


すぐに断ろうと思ったが私はとりあえず返事を濁してLINEを終わらせると、陸はどうしてもと念押しの言葉を送って来た。

あんまり乗り気じゃない私は誘いを断る理由を考えながらベットに入ると全然寝付けず、その日は快適とは言えない睡眠を味わった。