強引でもいい、私を奪って。【SPシリーズ大西編】



「あと一人!」


悠と先輩SPたちが、一斉にその敵の方を向く。

もう少しで、決着がつくはず。

どうか、みんな無事でいて……!

祭壇の影で必死に祈っていると、ふと頭上に雲がかかったように、視界が暗くなった。

おそるおそる後ろを振り返ると、そこには。

なぜか、銃を持った篤志さんがいた。


「え……?」


どうして篤志さんが銃を?

声を上げる前に、篤志さんは屈み、私の口を押える。


「うまくいくはずだったのに、あいつらのせいで全て台無しだ」


うまくいくって……どういうこと?


「すぐ楽にしてやるよ、霧子」


そう言い、篤志さんは銃口を私のおでこにぴたりとつけた。

まさか……私、篤志さんに殺されようとしているの?

目の前で、引き金に指がかかる。

ぎゅっと目を閉じた、そのとき。