悠はそう言うと、くるりと踵を返してテロリストに向かっていく。
祭壇の影から顔を出すと、SPたちがテロリストと取っ組み合っていた。
特殊部隊は盾で参列者を守りながら、チャペルの外へと誘導していく。
たまに銃声がし、避難する一般人から悲鳴と鳴き声が聞こえた。
「もう観念しろって!」
新城さんが華麗とも思える警棒さばきで、テロリストのピストルを打ち落とす。
「ああ、俺も棒術真面目にやっときゃ良かった……な!」
矢作さんはものすごい力で相手の手を片手でひねりあげると、そのまま体ごと床に叩き付けた。
「お前たちは普段から不真面目すぎるんだ」
高浜さんは、倒れた敵に次々に手錠をかけた。
そこへ、別の敵がやってくる。それを、振り向きざまに長い足で蹴飛ばした。
「これが一番手っ取り早いんだけど、あんまり一般人がいるところでやると、怒られるんだよね」
悠が、ピストルを構える。



