強引でもいい、私を奪って。【SPシリーズ大西編】



でも、少しでも今後の生活のためにとっておきたいし、二人で話をしていれば、テレビがほしいと思うことはあまりなかった。

それにしても、あの娘さんの態度、何か引っかかる……。

昼食を食べてうとうとしていたら、ふと、視線を感じた。窓の方を振り返る。

すると、ひゅっと影のようなものが横切ったような気がした。


「えっ?」


もしかして、誰かのぞいていた?

こわごわ窓辺に近寄り、そっと窓を開けてみる。

けれど、そこにはもう誰もいなかった。

まさか、テロリストがここまで追ってきた?

いや、それなら悠がいない今がチャンスだ。襲ってこない理由がない。

まさか……。

私はもう一度家を出て、一番近くのコンビニを目指して走る。

二十分ほど走って、やっとたどりついたコンビニで、新聞を探す。

入口の自動ドア付近に置かれていたそれは、昼をすぎたところだというのに、まだ朝刊が少し残っていた。

それを購入し、ほとんど車が停まっていない駐車場で広げる。

すると、一面ではないけれど、こんな見出しを見つけた。